介護記録AIの選び方と比較ポイント|事業所が導入前に見る6つの項目
介護記録AIとは何かから、選ぶときに見る6つのポイント(入力方法・多言語対応・記録ソフトとの連携・データの保存場所・料金の考え方・試せる期間)まで。通所・入所・訪問の事業所別の選び方も、管理者向けに整理します。
介護記録AIとは、スタッフが話した内容や短いメモから、介護記録や申し送りの下書きを作る道具です。介護ソフトのように記録の保存や請求を担うものとは役割が違い、作られた下書きを人が確認して使うのが前提です。
選ぶときに迷うのは、機能の一覧がどれも似て見えるからです。この記事では、特定の製品を比べて順位をつけることはしません。事業所の管理者や経営者が、導入の前に自分たちで確かめられるように、「見るべき項目」を整理します。

介護記録AIでできること
できることは大きく3つに分けられます。
- 話した内容を記録の下書きにする:ケアの直後にスマートフォンへ話すと、記録の文章に整います。「思い出して書く」時間を、「読んで直す」時間に変えるものです。
- ひとつの内容から複数の書類の下書きを作る:ケース記録をもとに、申し送りや報告書の下書きへ展開できる製品があります。同じ内容を何度も書き写す手間に効きます。
- 母国語のメモを日本語の記録にする:外国人スタッフが母国語で入力した内容を、日本語の記録の下書きにする使い方です。
反対に、介護記録AIは診断や判断をするものではありません。出力された文章の確認と、記録の責任は、人と事業所にあります。使い方の流れは介護記録AIで記録業務を効率化する方法で書いています。
選ぶときに見る6つのポイント
1. 入力方法:話す・書く・撮るのどれで始められるか
現場で一番使われるのは、話す入力です。移動の合間や、手が空いた直後に使えるかを確かめてください。あわせて、紙の記録用紙や写真、PDFから読み取れるかも、転記の手間に直結します。見るのは機能の名前より、「自分の事業所の、いちばん負担の大きい場面で使えるか」です。
2. 多言語対応:外国人スタッフが母国語で使えるか
外国人スタッフがいる事業所では、ここが決め手になります。確認したいのは、対応している言語、母国語で入力して日本語の記録の下書きになるか、日本語に直したあとに原文を見返せるか、の3点です。KOTOSAQは13言語に対応しています。詳しくは外国人スタッフの介護記録をAIで支える方法にまとめました。
3. 記録ソフトとの連携:置き換えるのか、併用するのか
今の介護ソフトを入れ替える必要があるのかは、費用と手間を大きく左右します。確認したいのは、下書きをどうやって今のソフトに入れるのか(貼り付けか、連携か)と、二重入力が残らないかです。併用の考え方は介護ソフトを変更せずにAIを導入する方法で詳しく書いています。
4. データの保存場所:どこに保存され、どこで処理されるか
利用者の情報を扱う以上、避けて通れない項目です。公式の説明や規約で、次の4点を確認してください。
- 入力したデータとバックアップの保存場所
- AIの学習にデータが使われるかどうか
- AIの処理を外部の事業者に委託しているか
- 委託先の処理が海外で行われる場合があるか
KOTOSAQは、データとバックアップを日本国内(Supabaseの東京リージョン)に保存し、入力されたデータをAIモデルの学習には使いません。AIによる文章作成・音声認識・翻訳などの処理は、外部の事業者(OpenAI、Anthropic、Google、AssemblyAI)に委託しており、海外で行われる場合があります。確認の観点は、どの製品でも同じです。
5. 料金の考え方:何に対して課金されるか
金額の大小より、課金の単位を見てください。人数で決まるのか、事業所で決まるのか、使った量で決まるのか。使い切ったときに追加で買えるのか、上のプランに変えるのか。KOTOSAQの場合は、月額2,980円からで、事業所の規模に応じてお見積りしています。機能はどのプランも同じで、違うのは月ごとの利用枠(クレジット)の数だけです。クレジットは追加で購入できず、余った分は翌月に繰り越されません。使う機能によって消費量が違うため、まず試して、自分たちの使い方で確かめてもらう形にしています。詳しくは料金・お見積りをご覧ください。
6. 試せる期間:実際の業務で確かめられるか
デモを見ただけで決めると、導入後に「現場で使えない」と分かることがあります。無料の試用期間があるか、カードの登録が必要か、期間が終わったら自動で課金されるか、を確認してください。KOTOSAQの無料トライアルは14日間で、カード登録は不要、自動課金もありません。ただし、トライアル中は、実在する利用者の情報を入力しないでください。
事業所の種類別の選び方
同じ介護記録AIでも、事業所の種類で優先する項目が変わります。
- 訪問介護・訪問看護:入力方法が最優先です。訪問と訪問のあいだの短い時間に、スマートフォンで話して残せるかを見てください。運転中は操作せず、安全な場所に停まってから使うルールも決めておきます。参考:訪問介護の記録をAIで効率化、訪問看護の記録をAIで効率化。
- 通所介護(デイサービス):1日に多くの利用者の記録がまとまります。利用者ごとに分けて記録の下書きが作れるか、夕方の記録に集中しないかを見てください。
- 入所系(施設):夜勤や交代勤務があるため、申し送りへの展開と、外国人スタッフの記録の支援が効きやすい場面です。多言語対応と、確認する担当者の決め方を先に考えてください。
導入の流れ
どの製品を選ぶ場合でも、次の順で進めると失敗が少なくなります。
- 減らしたい手間を決める(思い出す、転記する、日本語で書く)
- 試す範囲を絞る(1つの記録、1つのユニット)
- 無料の試用期間で、実際の業務に使ってみる(実在の利用者の情報は入れない)
- 確認する担当者と、確定の手順を決める
- 範囲を広げる
まとめ:選び方は「自分たちの手間」から決める
製品の機能表を上から比べるより、自分たちの事業所でいちばん重い手間を先に決めるほうが、選びやすくなります。そのうえで、6つの項目を公式の説明で確かめてください。
KOTOSAQ(ことさく)は、話した内容や外国語のメモから、介護記録・申し送り・報告書の下書きを作る介護記録AIです。今お使いの介護ソフトはそのまま使え、13言語に対応しています。月額2,980円から、事業所の規模に応じてお見積りします。
まずは14日間、実際の業務で試してみませんか?
カード登録は不要で、終了後に自動で課金されることはありません。
介護記録AIとは何かから読み直したい方、介護AI全体の始め方を知りたい方は、介護現場でのAI活用ガイドもあわせてご覧ください。
画像:AI生成によるイメージ
よくある質問
介護記録AIと介護ソフトは、どちらか一方を選ぶものですか?
必ずしもそうではありません。介護ソフトは記録の保存や請求などの本体で、介護記録AIは記録や申し送りの下書きを作る道具、という役割の違いがあります。今の介護ソフトを使い続けながら、介護記録AIで作った下書きを貼り付ける併用も選べます。
比較するとき、最初に決めておくことは何ですか?
どの記録の、どの手間を減らしたいかです。思い出す手間なのか、転記の手間なのか、外国人スタッフの日本語記録なのかで、見るべき項目が変わります。
AIが作った記録は、そのまま使えますか?
そのまま使うことはおすすめしません。日時、数値、利用者名を現場の事実と突き合わせ、スタッフが確認してから確定します。どの製品でも、この確認の手順を先に決めておいてください。
個人情報について、契約前に何を確認すればよいですか?
入力したデータの保存場所、AIの学習に使われるかどうか、AIの処理を外部の事業者に委託しているか、委託先が海外かどうか、の4点です。製品ごとの公式の説明や規約で確認してください。
小さな事業所でも導入できますか?
導入できます。事業所の規模より、確認する担当者と範囲を決められるかが大切です。まずは記録の一部に絞って、無料の試用期間で試してください。
KOTOSAQは無料で試せますか?
14日間の無料トライアルがあります。カード登録は不要で、終了後に自動で課金されることはありません。
介護記録の作成を効率化しませんか?
KOTOSAQなら音声やメモから介護記録を作成できます。導入についてお気軽にご相談ください。
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